9/27課題①

人材確保

その他(人口10万~50万人)
《現状》
職員確保について潤沢に確保できているかといえば違うが、なんとか確保できている状況である。
《構想》
今後は利用園児の減少に伴う保育教諭の必要人数も減ることで、人材確保は今よりは容易になってくると考える。ブランディングの構築(質の安定・向上)のための職員確保は、かなり難しいが絶対的に必要になってくるのではないかと考える。また、新規事業や法人の運営安定化を進めるためにも保育教諭以外の人材確保も重要になってくる。
《提案》
人材確保における適切な人材を見つけるため、もしくは見極めるためのスキルを学びたい。
ブラックホール型(人口20万人以上)
《現状》
➡保育士が憧れの職業ではなくなって「辛い・きつい・低賃金・感情労働」など保育の働き手自体が減っている。今後、保育界のマイナスイメージが払拭されない限り保育士の人手不足はより深刻になる。
《構想》
➡新卒を確保できるよう、養成校との連携をより強めていくことがまずは現実的ではないか。
《提案》
➡保育園は長時間で土曜日勤務もあり、不適切保育や保育士叩きなど感情労働で精神疾患を患う保育士も増えてきている。マイナスイメージを払拭し、労働環境を改善する取り組みを保育界全体で行ってほしい。
(改善したいことは山ほどあり、書ききれない)
消滅可能性(人口3万人未満)

・居る(実際そこにある)人材で行うしかない。

今までやっていない新規事業

その他(人口10万~50万人)
《現状》
これからの法人運営の在り方を考えながら模索中である。ただ、今後何かしらの事業は展開していかなければならないと考える。
《構想》
社会福祉にこだわるのではなく、さまざまなジャンルの事業から幼児教育の視点を取り入れて展開していきたい。そうすることで、地域における法人の在り方が見えてくるのではないか。
《提案》
新規事業展開へ向けてさまざまな事例をみたい。どのようなことができるかのアイディアを膨らませるため。
その他(人口10万人未満)

・自園のある地域には医療的ケア児受け入れ施設や児童発達支援を行う施設が少なく、且つ、需要は増えている。株式会社運営の施設が補助金不正請求等で突然閉園したり、利用者からしたら不安に思っているところもあるので、まずは運営母体がしっかりした法人として運営していき、地域に必要とされる施設として根付かせていきたい。

消滅可能性(人口3万人未満)
《5年スパン》
➡障害や放課後デイサービスなど保育者の見識や専門性を活かした事業展開。
《その先10年》
➡1種2種事業だけでは収益確保は不十分。その他の事業で法人税を納めながらも収益事業を行うのが良いと思う。
①発達支援事業及び放課後デイサービス、および塾経営
・地域に必要不可欠な法人運営と社会のニーズに対応
・0歳から5歳の枠組みである教育保育の提供だけでなく、「支援が必要な子どもたち」というニーズが増えている状況に合わせた多機能展開を進めていく。また、小学1年生から18歳までという対象利用者層が広い放課後デイサービスの事業展開を行う。
②労働力人口の確保
・人口減少及び労働力低下という直面する課題に対して、農業(食育)と園の連携、海外の人材に対する教育と人材紹介を行う事業
・人口減少に伴う社会機能低下の抑制
③高齢者介護予防対策事業及び白タク事業
・園児と高齢者のお散歩等活動事業
・高齢者の要介護認定度合が重症化していく原因の一つが、運動機能の低下によるものであり、認知機能も低下していく現状がある。介護の仕組みとしては、要介護度が重度になるほど施設の収入が増え、高齢者の認知機能低下防止のインセンティブは施設にはないという状況にある。要介護が重度になるにつれて介護保険料は増加し、労働者や企業の負担が増加するという仕組みに対する、抜本的解決方法を模索したい。事例として、大東市のアプローチ。
④タクシー等に関する道路運送法の改定が必要になると思うが、高齢者等のハブとなり、お買い物ツアーの実施を行う事業
・過疎地域において、高齢者が自宅から日用品を購入するために、タクシーを利用して、往復5000円以上の料金を支払い、2000~3000円の日用品を購入するという事例もある。循環バスは一日朝夕2本という現状に対して、園の送迎バスを利用し、子どもたちの送迎後、高齢者のお買い物ツアーの実施。
※2000兆円以上の金融資産を持つ日本人が、半分は現預金であり、その半分以上を高齢者が所有するので、そこにアプローチする方法を考えたい。
⑤投資事業
・社会福祉充実残額の計算方法改定により、上限が緩和された場合
・積立金の債券投資、複利運用後、社会福祉事業へ還元、補助金が削減された場合の自助努力

フリースタイル記載

その他(人口100万人以上)

・当園は2024・2025年度で園舎の建て替えを予定している。2026年からはローンの返済も始まっていく。それをしっかりと返済していくためにも、園児の確保は必須である。その為には、保育の質を向上させることはもちろんであるが、実際に園生活で何を行っているかについての発信力を向上させて行くことが大きな課題であると思う。SNS等での発信ももちろん必要であるが、園に足を運んでもらって保育者の表情や子どもの姿を直接見てもらい、「ここに預けている未来」を想像できるような、いつ来てもらっても大丈夫な園でありたいと思う。
また、個別に支援が必要な子に対してのサポート施設を5年以内に開設し、軌道に乗せていきたい。近隣に設置することで、保育中に支援ができるような仕組みにしていくことが求められるように思う。

・今までは待機児童が多かったが故、何もせずとも待っていれば入ってきたが、そんな時代は終わった。完全な競争時代に突入していく中でも、立地や開所時間(横浜市保土ヶ谷区には100園程度あるが、95%は7:00~20:00、当園は7:30~19:00。伸ばしたくない)はなかなか変えられるものではない。保育所の間は行政によって完全に入所児童の決定が行われていたが、認定こども園に移行したことで3歳以降にはなるが、ようやく直接契約ができるようになった。今後は誰でも通園制度等が制度化されていくが、3歳での入園という観点からもきっかけ作りとしても考慮していきたい。また、時代や状況に合わせた定員の最適化については常に意識し、先を見据えて考えていきたい。

・当園では2020年に入ってからベビーブームが到来した。2020年度1人、2021年度3人、2022年度4人、2023年度2人、2024年度2人と、多い時で7人の保育士が一時的にいなくなったのである。ちなみこの12名は全て違う職員であり、2024年現在も全員在籍している。
上記のような状況であり、今後も2人目3人目4人目と出産が続くことも想定される。また、育休後に戻ってくることは喜ばしい反面、正規職員の採用に躊躇する要因にもなっている。今後は40年近く働いているパート職員も定年や勤務時間の減少などが考えられるのでそれも視野に入れ、新卒職員の採用及び育成を改めて行っていかなくてはならないし、適材適所で園の持つ価値を向上させていきたい。

その他(人口10万~50万人)

《現状》
①園児について
➡平成28年から認定こども園となり1号認定の募集を行ってきた。1号認定を受け入れるにあたり、園での遊びが学びに繋がっているという事をわかりやすく伝える為におたよりをドキュメンテーションへと変化させ、保育を見える化した。また、地域のマチコミチラシやインスタグラム等で園での子ども達の様子や保育を可視化、発信してきた事で、1号認定に関しては毎年多数の希望をいただき定員いっぱいとなっている。
しかし先日徳島市より、令和6年から7年間かけて公立園が統合され、公立の認定こども園となることと、今後は中学校地区に1園の公立の認定こども園を作ることが正式に発表された。令和13年~19年にかけて当園の地域にある公立園も統合される可能性が具体的に示され、子どもの数が減る中で公立園が新しく建つことから、今後も地域の子ども達だけではなく、徳島市全域から当園のファンを増やしていく必要性を感じることとなった。
※ 当園のある渭東地区の園数と園児数について

入所定員
公立保育所1園 120人
公立幼稚園1園 90人
私立保育園3園 250人
私立こども園2園 335人
小規模園1園 18人
もとしろ認定こども園 105人
定員合計 918人
令和5年度渭東地区の子どもの数
令和15年渭東地区の子どもの数
560人
472人

渭東地区の子どもの数の推移

徳島市の子どもの数の推移

令和5年度徳島市の子どもの数10,990人
令和15年度徳島市の子どもの数8,712人
※徳島市の1・2歳児の保育利用率約60%
②職員について
➡園長・副園長を除き10年以上勤務している職員が多数在籍している。今まで公開保育や保育の研究を行ってきたため、安心して教育・保育を行ってもらえるという信頼感のある職員集団だ。しかし、保育年数が長いがために、保護者の思いを十分に受け止めることができているのかという不安を感じる場面もある。また、新人保育者と年齢が開いているため、うまく関係を作って指導することができる職員と、指導をしているが新人保育者の思いを十分に聞くことができていないと不安を感じる職員の両方がいるため、もう少し「人を大切にするために今何が必要か」を考えられる集団になることが次のステップになると感じている。
《構想》
①新規事業
・子育てをしている人の困っていることに向き合える居場所
・子ども達の居場所
・困り感がある子ども達の支援
➡そのために、だれでも通園、こども食堂や、児童発達支援施設、子育て支援(園開放)、学童等といった、地域の人の居場所「ほっとできる場所(サロン)」というのを目指したいと考えている。
②人材育成:人を大切にできる人に、今何が必要か考え提案できる職員集団に
➡新しい取り組みをする場合、職員の異動なども考えられる。今いる職員集団で、理念の共通認識や保育についての考え方、子ども・保護者理解という一人一人のスキルアップも必要だが、一番は人を大切に思う職員・今何を必要か考えられる職員となるため、先輩保育者同士が連携して入社数年の人たちを大切に思い、今後も信頼関係を築いていきたい。
ライフスタイル等の変化により、今と同じ仕事内容で仕事が出来ない時期も出てくる。柔軟な対応と、人に仕事を任せるのではなく仕事に人をつけ、Aさんがいなくても変わりの人がAさんと同じ仕事を出来るようにシステムの構築や整理していきたいと考えている。
《提案》
「もとしろ認定こども園」らしさ、長所個性を分析し、他園との違いを明確化する
児童発達支援・放課後等デイサービス開設
1・2歳児の未就園児への「だれでも通園」
子育て支援として、未就学児の家族への子どもとの関わり方・遊び方の発信
保育の見える化として、園利用児のために、園での様子の可視化(ICT化)として、おうちえん
保育理念への共感(保育体験)我が子だけでなく、我が子と関わる子どもを知り子どもの理解に繋がって
未就園児獲得に向けて給食体験や地域の子ども達の居場所としてのこども食堂
人材育成
・カウンセリングや傾聴といった相手の思いを聞こうとする姿勢や、人を大切にする心について
・当園の理念研修
・時間の確保(ノンコンタクトタイム)と柔軟な働き方

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